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4つの部門で多様な
取り組みを推進しています

〈仏教学研究部門〉

仏教学研究部門では、文献学的手法にもとづく仏教文献および仏教思想に関する研究を行う。具体的には、サンスクリット語・パーリ語・漢語・チベット語などのかたちで残されている 仏教文献について、写本・版本等の諸本資料を用いて、批判的に扱うことを試みながら、より厳密に、仏教思想や仏教文化について明らかにしようとする。

現在は、宮崎専任研究員を中心に、主に大乗経典に関する文献学的な研究を遂行している。また、各研究部門間の連絡およ び統合を図りながら、海外研究者や海外研究機関との国際的な連携についても本研究部門が主に担う。

〈仏教教育研究部門〉

仏教教育研究部門では、本学の仏教主義教育の歴史や、仏教主義教育の原理についての研究を行い、それに基づいた実践的教育とはどうあるべきかということについての探究と、その成果の発信を行う。現在は、現代社会における仏教教育の果たすべき役割とその教育方法論について、保育現場、教育現場に身をおく教員と共に定期的に研究会を開催している。今後は、その成果を学会発表や紀要への論文掲載という形で広く発信していく予定である。

〈仏教文化財研究部門〉

仏教文化財研究部門では、仏教にかかわる有形文化財(塔碑類や彫刻・工芸品・絵画・文献、また遺蹟や考古遺物など)の調査を主として、仏教がひとびとにどのように受け容れられ、伝承されたのかについて、文化財学の知見を活用しながら研究を行う。仏教文化財は、ひとびとが仏教信仰を「もの」という姿によってあらわしたものであり、すなわち仏教が「生きた宗教」である証の一つであることを念頭に、文化財学科所属の兼任研究員を中心に研究を遂行している。

〈總持寺研究部門〉

總持寺研究部門では、瑩山禅師に関する研究及び總持寺史・曹洞宗史に関わる研究を進めているが、この活動は鶴見ヶ丘学術協力委員会と連携して行われている。

本研究部門では、各地に残る『伝光録』諸本の調査・撮影、そして大本山總持寺祖院の調査等を行い、その報告および研究成果を本研究所紀要に掲載している。さらに瑩山禅師の思想の基礎資料である『伝光録』に関しては、『伝光録』研究会において諸本対校作業を行い、「瑩山禅師『伝光録』―諸本の翻刻と比較―」にまとめ、2022年1月現在第七号まで刊行している。

鶴見ヶ丘学術協力委員会

大本山總持寺と鶴見大学の相互協力による研究機関です

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